ブロプレ! 毎度おなじみ有興人2.0によるサブカル世代のための文化的無節操Blog!

スポンサーサイト
[No.] -------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告 | top↑
ジャパン
[No.86] 2007-10-16 Tue 00:48
ジャパン』 評価:★★★☆☆

著者:三浦健太郎武論尊

あの『北斗の拳』の原作者である武論尊氏が原作を、あの『ベルセルク』の著者である三浦健太郎氏が作画を担当する、作り手だけを見ればとんでもない作品です。
1998年の著作なのですが、三浦作品独特の「ページめくり終ったら手が真っ黒になっていそうな感じ」は、ベルセルクと同じく、こちらでも変わりません。

物語の中心となるのはジャパンマネーが世界を席捲する時代。場所はバルセロナ。
貧困生活を送る現地の子供達に調子に乗ってお金をばら撒く日本人の大学生達と、彼らに対し「自分達の行動に疑問を持たないのか?」と質問をする美人アナウンサー。
そして、その美人アナウンサーに一目惚れして海外まで後を追ってきた本作の主人公であるヤクザとその舎弟。
そこにはムナクソ悪い大学生の行動に腹を立てる程度の怒りしか存在しないはずだった。
しかし、突如として発生した地震によって陥没した地下の空洞に落下してしまった彼らは、その穴の中で一人の異様な老婆に出会う。
その老婆が言うには「自国の経済力による傲慢ゆえに滅びたカルタゴと同じく、ヤポン(日本人)も滅びる運命にあるのだ」という。
そしてそのまま、老婆の異質な力によって、彼らは未来の地球に飛ばされてしまうのだった。
わけもわからず、未来の世界に飛ばされた彼らが見たものは、母国が世界から消えて無くなり流浪の難民となった日本人と、彼らを奴隷の様に酷使する統一国家『ネオ・ヨーロピアン』の白人達であった。。。

何とも耳の痛い(というか、本だから「目の痛い」)物語ですが、母国を失うということの恐怖感など普段想像することはありません。
自分達がどこに行っても虐げられる姿なんて。(今でも自分達の国の様で、そうではない様な状況は続いていますが。)
そんな世界で輝くヤクザの義侠心。
なかなか、おもしろい組み合わせであります。

文庫本が出版されていますので、武論尊原作作品or三浦健太郎作画作品に触れてみたい方にはお手ごろです。

スポンサーサイト
別窓 | 書籍 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
<<万事快調 | ブロプレ! | ねじ式>>
コメント
コメントの投稿














管理者だけに閲覧

トラックバック
トラックバックURL

FC2ブログユーザー専用トラックバックURLはこちら


| ブロプレ! |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。