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ねじ式
[No.85] 2007-10-12 Fri 00:31
ねじ式』 評価:★★★★☆

著者:つげ義春

本書は短編集がいくつか収録された文庫版なのですが、表題にもなっている『ねじ式』は特に大きな評価を得ており、日本の漫画界に多大な影響を与えた作品と言われています。
以下、短編『ねじ式』のストーリー要約です。

ある日、海に泳ぎに来ていた主人公は、左腕をメメクラゲに噛まれ静脈を切断されてしまう。
命の危険に晒された主人公は、医者を求めて漁村を徘徊していた。
奇怪な街で不条理な目に遇いつつも、やっとのことで産婦人科医に遭遇し、『○×方式』という手術を受け、切断された静脈をネジ(水道の蛇口みたいな感じ。)で繋ぎ合わせることによって、辛くも一命を取り留めることができた。
それ以来、主人公の左腕はしびれるようになってしまったのだった。

「わけわからん。」とお思いですか?
世の中にはこんな漫画もあるんですよねぇ。
短編『ねじ式』は、つげ氏が実際に見た夢を題材にしたそうで、半端なくシュールで、とても常軌を逸しています。
なのに作品としては全体的に妙にまとまっている(違和感を感じるコマがないと言えばいいのでしょうか。)ので、非常に不思議です。
フロイトの理論に基づく精神分析の対象となった作品なのだそうですが、分析したくなる気持ちがわからなくもないですね。(厳密には漫画化する上で脚色しているはずなので、「あんまり意味ないんじゃないだろうか?」と思うのですが。ちなみに私は夢分析ならユングの方がイメージ強いんですけど。)
いずれにせよ、読むとショックを受ける…かもです。

他にも短編『オンドル小屋』や『ゲンセンカン主人』などといった良い味を出している作品も収録されています。(『ねじ式』は浅野忠信氏主演で映画化されていますが、『ゲンセンカン主人』も佐野史郎氏の主演で映画化されています。)
ちなみに、他の短編にメッキ工の『ヨシボー』という男の子が登場するのですが、これ、やっぱりつげ氏本人なんでしょうね。
つげ氏自体が、メッキ工から漫画家に転身した異色の経歴の持ち主ですし。

つげ氏は感じたものをそのまま作品にする人なんだろうなぁと思います。
感受性が鋭敏なのでしょう。
理解できるんですよね。彼の作品のところどころで見受けられる『孤独への憧れ』って。

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