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わにとかげぎす
[No.77] 2007-09-13 Thu 21:49
わにとかげぎす』 評価:★★☆☆☆

著者:古谷実

あの伝説の作品『行け!稲中卓球部』の古谷氏です。
本作は稲中の様なギャグ漫画ではなく、最近の古谷氏の作品に多いタイプで、基本的にはギャグを排除した日常的な生活の中に生きる登場人物たちの些細な心の動きから大騒動までを内面的に描写しています。

主人公の『富岡ゆうじ』はスーパーの夜警として働く32歳、独身。
これまでの人生のほとんどを寝て過ごしてきたために彼女も友達も無し。
ある日、これではいけないと一念発起。友達を作ることに。
しかし、集まる仲間は、初対面で怪文書を送りつけてくる変わり者、下品でセックスと金にしか興味のない典型的な快楽主義者など、おかしな人間ばかり。
果たしてこれまでの安全な生活を守りつつ、仲間を増やすことができるのだろうか?
それとも異様な荒波にもまれ、平穏な日々は消えてしまうのだろうか?

最近の古谷氏のシュールな作品群は賛否両論なのですが、この手の内容を漫画化するのはきっと難しいでしょう。
山場たる山場がないだけに。
0から山場で100になるということがなく、ずっと32ぐらいの感じです。
分かり難いですね。(笑)
かと言って、決しておもしろくないというわけでもありません。
日常生活のちょっとしたことに興味を持ってみたり、「そういう視点で物を見ることあるなぁ」と共感してみたり。
『そういう作品』として読めば、『そういうレベルの納得性』を得ることはできるものです。

古谷氏の特徴として、人間の心の闇に焦点を当てることが多いのですが、本作でもその片鱗があります。
しかし、闇という部分では、同著者の『ヒミズ』には敵いません。
こちらは完全に心が病んでいる作品でしたので。
もちろん『稲中』ほどのギャグもありません。
やはり、賛否両論になってしまうのは仕方の無いところでしょうか。

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