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竹光侍
[No.53] 2007-07-05 Thu 00:17
竹光侍』 評価:★★★☆☆

原作:永福一成 作画:松本大洋

これはまた奇妙奇天烈です。
松本大洋の画が時代劇に重なるとこうなるのか。
ハードボイルドな作品は元々お得意の様なので、侍の刹那的な『生き死に』に関しても得意分野なのかもしれません。
ここ最近、時代劇の常識を覆すような映像作品や漫画(『五条霊戦記』、『座頭市』、『あずみ』、『バカボンド』など)が多く存在しますが、この『竹光侍』の様な切り口もアリですね。
原作は福永一成氏(松本氏の元アシスタントとのこと。)であったとしても、切り口がまんま『松本大洋』なので、最初から妖刀・松本大洋でバッサリと切り込むことが前提の作品だったのでしょう。
彼が絡むだけに別の意味で『魅せる作品』となります。

江戸にやってきた流れ者の武士『瀬能宗一郎』を中心として展開されるストーリーで、普段は気が良く、心優しい彼に見え隠れする負の部分が重大なポイントとなるようです。
普段はお寺で子供達に勉学を教える彼は、温厚ながら非常に腕の立つ武士ではあるものの、己の内にバケモノを飼い込んでいる様子。
新しく住み着いた江戸の町では、心優しく親切な仲間達に囲まれて、時にはいざこざに巻き込まれながらも平穏に暮らしていたのだが…。

というわけで、現在、継続中の作品なのでこの先はわかりません。
この手の「特異で飛び抜けた力にとり憑かれる人間」の話は決して少なくありませんので、松本大洋の画と独特のコマ割り、ユーモアのあるセリフ群でなければ、単なる普通の時代劇になってしまうような気がしないでもありません。
それでも、アートな時代劇という独特の表現は一見に値する(「やはり、それだけでも作品の質は向上してしまうのだな」と驚きます)ので、ご覧になってみてはいかがでしょうか。

ここに来て、松本氏の画がとてもスタイリッシュになったように感じますが、これは作品に特徴を持たせようとしているのか、何かしらの心境の変化なのか、漫画によくある自分の画の到達点なのか…興味深いところです。

猫が申しますにはその男血腥いのだそうです。

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