ブロプレ! 毎度おなじみ有興人2.0によるサブカル世代のための文化的無節操Blog!

スポンサーサイト
[No.] -------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告 | top↑
暗黒神話
[No.48] 2007-06-19 Tue 00:04
暗黒神話』 評価:★★★★☆

著者:諸星大二郎

スケールがデカいです。
同著者の『生物都市』は、手塚賞の選考会においてそのとんでもない完成度の高さに目を付けられ、「盗作ではないか」と選考官の間で紛糾したらしいのですが、この『暗黒神話』も優るとも劣らず。
エンターテイメント性も含んだ見事な作品です。

幼い頃に父親を亡くした少年を主人公とし、神話として語られる大いなる力を求めた人間達の争いに巻き込まれながら深遠な一つの答え『アートマン』に辿り付く壮大な物語です。
日本神話、仏教など様々な要素を包含しつつ著者お得意の知的で独特の世界が作り上げられ、哲学的な領域にまで至りながらも物語性を損なわず、『世の中にはここまで物事を深く考える人間が居るのか』と思わせてくれます。

大和王権に従わなかったために征伐された『熊襲』(くまそ)や、邪馬台国に敵対したとされる『狗奴国』(くなこく)という固有名詞まで登場し、日本史馬鹿にはドキドキものです。
仏教における釈尊(仏陀のこと)入滅から57億6千万年後に弥勒菩薩が現れるという概念まで登場するものだからえらい事になります。
挙句には天文学上、非常に有名な『馬頭星雲』まで登場し、これにスサノオの馬丸投げイタズラ神話を絡ませてくるとは予想だにしませんでした。
諸星氏は数々の伝記や歴史、神話から、果ては天体現象まで数多くのフィクション・ノンフィクションを翻案・ミキシングして一つの形に昇華させる技量に長けているようです。
とにもかくにも、そのスケールの大きさは読んで頂かない事には伝わらないでしょう。

ちなみにこれが『馬頭星雲』です。
私も始めて見た時は感動を覚えたものでした。

馬頭星雲

(『Wikipedia』より)

いやぁ、深い作品です。

スポンサーサイト
別窓 | 書籍 | コメント:0 | トラックバック:1 | top↑
<<ブレイブハート | ブロプレ! | EPopMAKING ~POPとの遭遇~>>
コメント
コメントの投稿














管理者だけに閲覧

トラックバック
トラックバックURL

FC2ブログユーザー専用トラックバックURLはこちら


日本SF大会においては、星雲賞に対する暗黒星雲賞のイベントがある。これはSF大会中に受けを取ったりくだらないことで注目を集めた参加者に授与されるものである。暗黒星雲賞の部屋・確認したM天体・暗黒宇宙の謎・銀河・星雲・星団10 わし星雲(M16)・君の名前忘れてさ
[No.3] 2007-07-15 Sun 09:31 天体がためになる
| ブロプレ! |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。