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ヘウレーカ
[No.31] 2007-05-26 Sat 20:42
ヘウレーカ』 評価:★★★☆☆

著者:岩明均

岩明均氏、好きだなぁ。
同氏による『寄生獣』は、学者の論考の対象になる程の優れた哲学的作品として、現在でも特に高い評価を受けています。
本作のタイトルである『ヘウレーカ』は、「わかった!」とか「見つけた!」を意味する『ユリイカeureka)』のギリシャ語読みで、古代ギリシアの数学者であるアルキメデスが共同浴場で『浮力の原理』に気付き、叫んだ言葉(一説では、そのまま素っ裸で駆け出していったという…)と言われています。
そんなお茶目というか井出らっきょ氏の様なアルキメデス大先生が登場する作品なのです。

舞台は紀元前3世紀後半の古代ローマ時代のシチリア島の中心都市シラクサ
政治的に混乱するスパルタから逃れてきた全然スパルタ人らしくないイケメン優男『ダミッポス』は、ローマ人の恋人『クラウディア』とシラクサで平穏に暮らしていた。
しかし、ローマ対カルタゴ第二次ポエニ戦争の余波を受けたシラクサはローマとの関係を断ち切りカルタゴ側に付く。
カルタゴに付いたことにより反ローマとなったシラクサ市中では、ローマ人であるクラウディアの身に危険が迫り始め、彼女と共にある人物のもとに逃れるダミッポス。
そのある人物こそ、伝説的数学者アルキメデスであった。
そしてシラクサには、この一人の天才アルキメデスが作り上げた想像を絶する防衛兵器が迫り来るローマ軍を待ち構えていた…。

みたいな。
ちょっといつもより眺めです。これだけでもかなり燃えてくるんですよね。(笑)
主人公の名前はダメダメですが(実在したようです)、非常に賢い雄弁家で、スパルタという単語でイメージされる屈強さなどはなく、とてもソフトな人物です。
岩明氏はこういうタイプの主人公が好きなんでしょうか。
七夕の国』という作品でも脱力系の主人公でしたし、『雪の峠・剣の舞』でも癒し系の主人公(渋江内膳)だったような?

とにかくまぁ、アルキメデスの発明した兵器の数々が怪しくておもしろいこと。
エウリュアロスの車輪なんてもうあなた。(ほら、気になるでしょ?)
兵器だけではありません。
シラクサ軍司令官であるエピキュデス、『ローマの剣』と賞されるローマ軍司令官のマルケルス、そして現代軍事学においてもその戦略が必ず教材として取扱われる史上最高の戦術家ハンニバルなど、脇を固める人物達もまた魅力的です。

現在、『テルモピュライの戦い』(侵攻するペルシア軍に対し、圧倒的に数に劣るスパルタ王レオダニス率いる混成部隊(スパルタ兵、テバイ兵、テスピアイ兵)が全滅するまで三日間に渡り戦い続けた戦闘。彼らは武器が破損して使用不可能になると素手で戦ったという。)を描いた『300』という映画が公開されていますが、この映画で描かれているようなスパルタ兵とは一味違うダミッポスの戦いを味わってみてはいかがでしょうか。

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