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ライチ光クラブ
[No.3] 2007-05-22 Tue 18:48
ライチ光クラブ』 評価:★★★★☆

著者:古屋兎丸
『驚愕!戦慄!興奮!20年のときを経てふたたび幕をあける、美しき少年たちの残酷なる舞台。
工場の煙に覆われた螢光町の片隅にある「光クラブ」と名づけられた少年達の秘密基地。
その場所で、ある崇高なる目的のために作られた「機械」が目を覚ました。鳴り響く笛の音、狂気をはらんだ叫び声…。
熱狂する彼らの目的とは!?「機械」の正体とは!?』

Amazonの出版社&著者からの内容紹介だそうで、個人的には心躍る紹介文であります。
『美しき少年たち』の部分は別に興味はないのです(ただ、この『美しき少年たち』が、この作品の耽美性の核になっているのは事実です。)が、
『残酷なる舞台』
『秘密基地』
『機械』
『狂気をはらんだ叫び声』
これらの言葉を見た日には、ついつい手に取らずにはいられません。

本屋さんを訪れては買おうか買うまいかウロウロと悩みに悩んで、4度目のウロウロでとうとう買ってしまったという因縁の書籍です。
何せ、未だ手付かずの本が山積みだったので…。

その内容は、まさに紹介文の通り耽美かつ残酷。
外界と閉ざされた秘密基地という空間で、自分達だけの世界を築きあげる少年達の反社会性は見ものです。
残酷な少年達の行動は老獪ではない少年であるがゆえに、外界を知らない純粋さや幼稚さ、はたまた幼さによる浅薄さや安直ささえも、閉ざされた空間だと滑稽なまでの残酷劇になるのだなぁと関心です。
その耽美的な内容から、若干薔薇的な描写も存在するため、嫌悪感を抱く方もいらっしゃるかもしれませんが、作品としては非常に良く出来たものであると感じます。

また、登場人物の全てに一定の距離感を感じるところがあり、それは舞台で観る様な一種の別世界感に似たものです。
元は『東京グランギニョル』という劇団の舞台演目であったようで、本作品内でなんとなく舞台臭が漂うのも納得です。
この辺が、残酷ながらもグロテスクさを感じさず(現実感を伴わない)、退廃的な耽美性に昇華されている理由かもしれません。
また、この劇団の舞台自体も、凄惨かつ耽美で退廃的というなんとも心引かれるものがあります。
現在でもカルト的な人気があるとのこと。
うーん。わかりますね。

間違いなく好き嫌いの分かれる作品であるとは思いますが、新しい世界に触れるということは人生を豊かにしてくれるということでもあります。
色んな物事を経験した者勝ち!
食わず嫌いは大損なのです。(笑)

機会があればぜひご一読ください。

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