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多重人格探偵サイコ
[No.10] 2007-05-23 Wed 18:48
多重人格探偵サイコ』 評価:★★★☆☆

原作:大塚英志、作画:田島昭宇
有名な作品です。
その残酷な描写から茨城県では有害図書に指定されるぐらい有名です。
ハリウッドで映画化の予定もあるようですね。
元々、作画をされている田島さんについてはこれまた有名な『MADARA』で既知であったために、カバーに書かれている名前を見て手に取ることになりました。

いわゆる猟奇殺人を題材としていて、物語の当初は一人のMPD(多重人格障害)を患う元刑事を基盤としてストーリーが展開されていくのですが、現時点(11巻)に至っては真に中心となる人物が明確ではない上にパタパタと人が死ぬため、もはや誰が誰やらわかりません(笑)

この『サイコ』の連載が始まる直前、かのマニアック出版物で有名なイタリアン出版社『ディアゴスティーニ』から『週間マーダーケースブック』が発刊されており、ある種、猟奇殺人がブームな時代であったと考えられます。
確か、七つの大罪をモチーフとして猟奇殺人系映画の火付け役になった、ブラッド・ピット主演の『セブン』も『サイコ』発刊の2年ほど前のはずです。

時流的な部分もあるにしろ、当時としてはやはり中々の衝撃でした。
既存の出版物、特に漫画と言う絵を伴う媒体で、ここまでデフォルメしていない死体描写は正直見たことがありませんでした。
田島さんの細い線で書かれているのがまた良いんでしょうね。
ここまで逃げ場のない描き方をしているのだから、問題になろうがなんだろうが書き手は端から「予測の範囲内」でしょう。
むしろそんな世間の反応すら、書き手にしてみればマーケティング戦略の成果に他ならないように感じるんですが…。

しかし。間違いなく読み手を選びます。
誰でも受け入れられるということはないでしょう。
様々なキーワードがら次第に一つの大きな謎が明かされていくというスタイルはオーソドックスで、それゆえ万人に受け入れられ易い流れではありますが、なんせ、その「様々なキーワード」の大半が人の死ですから…。

ちなみに、この作品が好きな人たちの多くは、「ルーシーってほんとに居るの!?」って調べまくったのではないでしょうか?
彼の実在の正否は書き手の戦略の一つでしょうから言及しませんが、ルーシー・モノストーンタナトス(死の衝動)の象徴としたことで、その神秘性から思わず実在を願いますよね。

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