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ノウイング
[No.157] 2009-07-27 Mon 22:56
ノウイング』 評価:★★☆☆☆

監 督:アレックス・プロヤス
出 演:ニコラス・ケイジ
制昨年:2009年
制作国:アメリカ
時 間:121分

スピリチュアル系トンデモ映画です。
当初、作品に広がる絶望感が『エンド・オブ・ザ・ワールド』のそれに近かったので、結構期待していたのですが…。

息子の学校にあるタイムカプセルを取り出す式典で一枚の紙を手に入れた宇宙物理学者のジョン。そこに記された数字の羅列が過去50年とこれから先に起きる未来の出来事を予言したものだと気づく。そして、最後に書かれた数字は人類の存亡に関わるものだった。
(『Wikipedia』より)

…というお話。
一見、ありがちな予言系ですが、そこを前面に押し出すわけではなく、あくまでキリスト教(プロテスタント)の教えになぞらえたストーリー。
冒頭で、ニコラス・ケイジが宇宙物理学における決定論とランダム論の話をするシーンがあるのですが、妻を失い人生に疲れた感のある彼は「ランダム論が正解。人生に意味はない。」という言葉を口にします。
これは、単なるやさぐれたおっさんの戯言ではなく、言うなれば、プロテスタントの根底にある予定説(人間の生は予め神により決定されているという神学思想。)を覆す発言であり、物語終盤の「回避できない定められた運命」を際立たせるための伏線になっているというのが本旨でしょう。(「やっぱり神様すごいじゃん」みたいな。)
つまり、己の内から神を失いつつあった一人の疲れた男が、脅威の存在を知り、奇跡に出会い、変えることができない運命を悟り、それらを受け入れるまでを描いた作品ということです。
詳しくは書けませんが、ある不思議な人達をそのまま直接的に描かなかったのは、監督のせめてもの変化球かもしれません。
まぁ、一言で言うと…

日本人には馴染みないって!(汗)

…というところでしょうか。。。
こういうのを目にすると思い知るのですが、思想を広めるにあたって、サブカルチャーほど効果的なツールは滅多にないですね。

ちなみに、劇場用の宣伝でも使われている事故シーンはとんでもないです。
悲惨すぎる映像が繰り広げられるので、鬱になること請け合いです。

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茜新地花屋散華
[No.156] 2009-07-15 Wed 01:31
茜新地花屋散華』 評価:★★☆☆☆

著者:ルネッサンス吉田

表紙に釣られて購入しましたが、まさかBL作品とは思いもよらなんだ。(笑)
結構濃厚です。
例によって、ウィレッジバンガードで入手することになったわけでですが。。。

食わず嫌いもあれなので、まずは一読。
ハードな性描写もあるのですが、人間の心情を表す作品としては悪くはありません。
ただ、難解なのか、自分の気付かない行間があるのか、本来は形容できない心情を文字にしているからなのか、読解が極めて困難な部分があります。
最後まで読む人は少ないのかも。
ただ、主人公の一人『深沢』のキャラクターは、色んな意味でわからんでもないですねぇ。
これが女性なら可愛いと思うのかもしれない。

たまには違ったテイストということで。




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荒川アンダーザブリッジ
[No.155] 2009-05-19 Tue 00:42
荒川アンダーザブリッジ』 評価:★★★★★

著者:中村光

久しぶりに「集めよう」と思った本に出会いました。
いい感じに脱力していて、いい感じに味のあるキャラクター達がたくさん。
しかしまぁ、私の買う本は、なんで全部ヴィレッジバンガードぐらいでしか揃わないんでしょう…。

基本、荒川の河川敷に住む電波系ホームレスの方々(中心はヒロインの「ニノ」。)と、超勝ち組の財閥御曹司(主人公である市ノ宮行。あだ名は「リクルート」。)を取巻くお話。
一応、ギャグ漫画に片足を突っ込んでいる(といっても、著者がどう思っているかはわからない。)ワケですが、本作独特の間や言い回しがハイセンス。
稲中とも違えば、デトロイトメタルシティとも違う。
金星人や河童や星や白線野郎やブラザーなシスターなど、類例のないキャラクターはかなりの萌えポイント。
なんといっても、作者が可愛いのがまた…(エロ)

河川敷に居る変な人達の方が、そこら辺で真っ当な暮らしを送っている人達より、よっぽど人間味溢れる生活をしていたりします。
それに、何となくですが、社会から少し外れて生きていくのって憧れたりもします。
もしかすると、著者は、「家なんて無くても、いつも心は温かい。心の持ちようで楽しく生きていける。」と伝えたいのかもしれません。
「今の世の中に対するアンチテーゼ&アイロニー」とか深読み全開で終わりにしておきます。(笑)





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インノサン少年十字軍 上巻
[No.154] 2009-03-05 Thu 22:20
インノサン少年十字軍 上巻』 評価:★★★☆☆

著者:古屋兎丸

十字軍とかいいですよねー。
煩悩まみれな軍隊を題材にするなんて、何て粋なことをしてくれるのでしょう。
これを古屋氏が描くと、少年たちの間で憎悪や嫉妬渦巻く凄惨なお話になっちゃうんですよね。

◆この名もなき少年たちが、歴史に名を残すことになる――
1212年の春、フランス北部の田舎町。
神に愛されし“奇跡の子”エティエンヌは、12人の仲間と共に「少年十字軍」を結成する。
希望に胸躍らせ行進する彼らに、次々に襲いかかる過酷な試練。
彼らの穢れなき瞳は、遥か彼方の聖地、エルサレムを見据えていた……。
古屋兎丸が圧倒的筆致で描く、純粋な魂と奇跡の物語!
(※『Amazon.com』より抜粋)

…というお話。
十字軍は、長らく私の興味の対象であったりするのですが、その実体は『エルサレム奪還を大義名分として侵略戦争を行ったキリスト教圏連合軍』という色合いが強かったワケで、隣人愛を説くキリスト教が戦争に利用されているのは何とも皮肉な話です。(戦闘行為に参加すれば罪を許されると言われていた。)
本作は、そんな十字軍の中でも、少年のみで結成された民間組織を題材にしており、耽美でエロティシズム溢れるメルヘン残酷劇なのです。

同著者の『ライチ光クラブ』でもそうでしたが、基本、ドロドロした人間ドラマです。
それぞれの思惑が渦巻く組織にあって、本作の主人公であり、少年十字軍のカリスマである羊飼いの少年エティエンヌは、誰よりも心優しく、最もピュアと言えるのですが、そうであるが故に統率力を欠き、周囲は自己の欲求に忠実になり易くなっていきます。
彼はそんな状況に心を痛めますが、最も純真なエティエンヌこそが、最大の禍根となっているのもまた事実。
結局のところ、少年十字軍には、結成当初から悲劇的な結末しか用意されていないということなのかもしれません。

少年十字軍自体は実在したのですが、狂信的なリーダーに煽られながらエルサレムを目指した挙句、奴隷商に捕まり、メンバーの子供たちは奴隷として売りさばかれてしまっという悲劇があります。

ナイステーマ。さすが古屋兎丸。

でも、『ライチ光クラブ』は超えない。(笑)





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2009年 新年のご挨拶
[No.153] 2009-01-01 Thu 19:04
はっぴーにゅーいあー!

2009年です。

冷え込む消費、不安な先行き。

こんな時だからこそ、些細なことにでも楽しみを見出さねば!

皆さんも一度きりの人生を大いに楽しみましょう。

それでは、本年もよろしくお願い申し上げます。


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年末です。2008年度版。
[No.152] 2008-12-30 Tue 23:09
2008年はなかなか激動(特に下半期)の一年で、「このクソ忙しい状態では、趣味に時間を費やすことができないんじゃないだろうか?」と思っていたのですが、なんやかんやでやることはやってきたようです。(笑)

というわけで、今年も年末総決算『2008年、最も感動したのはコレ!』祭の開催です。


■映画部門(2008年劇場上映作品限定)

2008年映画部門、最も感動した作品は…

ダークナイト

監督:クリストファー・ノーラン

これ以外に何があるでしょう?
レッドクリフ
インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国
ドラえもん のび太と緑の巨人伝
ノンノン。こいつには勝てません。
とにかく「バットマンで心を揺さぶられるなんて!」と度肝を抜かれた超優秀作です。
世界的にも大ヒットしたので、最早、説明など不要ですね。
観ていない人は、DVDを買ってでも観てみましょう。


■書籍部門

2008年書籍部門、最も感動した作品は…

方舟

著者:しりあがり寿

鬱です。鬱になります。
水没していく世界で未来を閉ざされた人々の物語。
回避できない破滅が人間の心に落とす暗い影は、どこか可笑しくさえあります。
だからこそ、ブラックジョークの上手なしりあがり寿氏には描くことができたのでしょう。
破滅って可笑しいんですよ。


■音楽部門

2008年音楽部門、最も感動した作品は…

無し!

…です。

抜きん出て良いと思えるものが存在しませんでした。
結構、買って&借りて聴いていたのですけどねぇ。
たまにはこんなこともあるってことで。
あえて言うなら、鼠先(以下省略)


■お店部門

2008年お店部門、最も感動した店舗は…

cafe glow

業態:飲食店(タイ料理)

元々、タイ料理は好きなのですが、味も良く、マスター&従業員の人柄も良く、お世話にもなったこのお店が№1。
また食べたいぜ、タイカレー!
マスター、出前してー!
マスター、たらこスパー!


というわけで、忙しくも良い人・物に囲まれた一年でした。
「私の人生ハズレないね!」と言い切っても良いぐらい。
ちぃきゅぅぅにぃ生まれてぇ、良か(以下省略)
来年も色々なものを皆さんにご紹介させて頂きたいと思います。

それでは皆さん、良いお年を!


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東方機神傳承譚ボロブドゥール
[No.151] 2008-12-27 Sat 23:30
東方機神傳承譚ボロブドゥール』 評価:★★★☆☆

著者:太田垣 康男

ボロブドゥール』という名称とその表紙から、「ブラック仏教話か!?」(『孔雀王』みたいな。)と期待していたら、意外や意外。
なんと、「仏教+マシン」という想定外の作品。坊主が上手に激しくマシンで大暴れ。
破戒僧』ならぬ『破壊僧』です。(Destroyed Monk。略して「デスモン」。うーん、ポケモンみたいな…。)

僧侶が支配層として君臨するとある仏教国で、凶者(犯罪者)として水牢に捕らえられている主人公アロン。
彼は、歪んでしまった理想を掲げる僧会の圧制に一矢報いようと、僧会が所有する人間が原材料である人型の兵器『ボロブドゥール』に乗り込む。

…というお話。
熱血一直線で愚直に人を助けようとする主人公に周囲の者は冷やかな視線を送りますが、結果的に彼の言動が周りを変えていくことになります。
詰まるところ、熱血漫画ですね。
ストーリーはありふれた王道ではありますが、何といっても世界観がユニークです。
一つの宗派が貧困・犯罪・圧政に苦しむ民を救う為に作り上げた機神。
その絶対的な力をもって諸国を平定していくも、やがて統制の箍(たが)が外れ、逆に圧制する側になります。
犯罪とは言えないような理由で捕らえられ、機神の原材料とされるべく、命を絶たれて行く国民達。
なんとも残酷なお話ではありますが、主人公が猪突猛進なので、妙に未来があります。

ハッピーエンドかつ単巻なので、さっと読むには良い感じです。
構成もお上手なので、読んでると嫌になってくるということもありません。
ロボ好きではない人でも、相応に楽しめるのでは。





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cafe glow
[No.150] 2008-12-19 Fri 02:09
cafe glow』 評価:★★★★★

業態:タイ料理&カフェ
住所:大阪市天王寺区上本町2-1-25
℡:06-6761-7486
URL:http://cafeglow.gozaru.jp/

大阪の天王寺区上本町にあるお店です。
内部はこんな感じ。↓

店内

実は、よくランチを食べに行っていたお店で、今でこそなかなか足を運べませんが、ここのタイカレーはとても美味いです。
美味いものを食べると、胃袋だけじゃなく、精神的な満足感も得られるんですよねー。
★五つは、リップサービスではありません。(笑)

お酒も揃っているので、夜呑みに行ったりすると、マスターに適当なつまみをお願いして、バクバク食って、ウダウダ語るという。(用意してくれるおつまみもまた美味い。)
先日も、年末のご挨拶がてら呑みに行って、マスターと語ったりなんかしちゃったりしました。
前から思っていたのですが、ここのマスターはとても熱いです。↓(マスター、男前っすよー。実物は、画像の2.3倍ぐらいカッコイイ。)

マスター

体育会系でガツガツしているわけじゃなく、比較的穏やかで、従業員のことをよく考え、事業を成り立たせることについてもよく考えている素晴らしい経営者です。
で、料理も上手いのだから、これは間違いなく旦那さん候補ですよ。世の女性の皆様。
ランチメニューもよく試行錯誤されているようで、利用する方としては今後の展開が実に楽しみですね、

とにもかくにも、肩肘張らずに気軽に行けるお店です。
尚且つ、看板娘も多いので、「生きてて良かった」と思えます。
なんせ私も思っています。「目の保養」とかおっさんみたいなこと言っておきます。

皆さんも是非。


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キョウイチ
[No.149] 2008-11-19 Wed 23:43
キョウイチ』 評価:★★★☆☆

著者:間瀬 元朗

どこで見たのか全く覚えていないのですが、学生の頃に読んだ記憶が強く残っていて、懐かしさ半分で購入を決めました。
ちょっと作風が青っぽいのですが、そこが魅力だったりします。

繁華街で男性をタコ殴りにしていた少年(高校生ぐらい)を静止しようとしたことで、結果的に自分が付け狙われることになるサラリーマンのお話です。
確か、この作品が世にリリースされた頃、ちょっとしたことでキレて暴行を働く若者が社会現象になっていて、本作は直球でそんな世相を反映したものだったのでしょう。
しかし、単に直球勝負かと思いきや、そこは創作の世界。
キレる若者こと『キョウイチ』は、「おっさん、謝れよ」が口癖の殺しても死なない不死身少年なのです。
これは、何を考えているかわからない今時の若者のおぞましさを、オカルト的に表現(異種の存在というイメージで。)したものなのではなかろうかと。
まぁ、いつの時代も、年長者からすると若者が何を考えているのか理解できないもので、若者からすると年長者にダメ出しされる理由が理解できないものなのですが。。。
価値観の押し付け合い&否定し合いという、つまらん恒例行事の繰り返しなワケです。

この手の理不尽感(『座敷女』とか『ドラゴンヘッド』とか。)はとても好きなパターンなのですが、日本人の作家さんってこういうの上手ですよね。
と思っていたら、間瀬氏は『イキガミ』の作者なのですよね。星新一の作品『生活維持省』の盗作であると抗議されていますが。
『イキガミ』なんて理不尽の固まり(「生の価値を実感させる」という名目の下、国家による国民のランダムな間引き(殺害)を画いたお話。)の様なストーリーですから、間瀬氏もほんとお好きですねぇ。
本作には、その『イキガミ』のプロトタイプとも言える『リミット』という作品が収録されていて、国家から理不尽な死を宣告された高校生が、死亡予定日までどう生き抜くかが画かれています。

うーん。

盗作疑惑のある『イキガミ』にプロトタイプがある。
出版社は「作者は、最近まで『生活維持省』を読んだことはなかった。」との見解を発表している。
そして、このタイミングで過去作品の再版にプロトタイプを詰め込んでくる。
「作者には、こんなに以前からアイデアがあったのだから、『生活維持省』の影響は受けていない」という立て付けにするため?

…と思いきや、『リミット』では、明らかに著者の画力が上がっているので、最近の作品臭い。(笑)





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『つげ義春』伝説
[No.148] 2008-11-04 Tue 21:26
氏のとある著作のあとがきで目にしたのですが、つげ氏は『乞食』への憧れがあるのだそうです。
つまり、「乞食になりたい」のだと。
大体の方は「えっ?なんで?(汗)」となるのでしょうが。
身を持ち崩すことに対して憧れを持つ人は少なからず存在するものの、破滅願望や破壊衝動を口にする人々の大概は、ファッションでそんな言葉を口にしているだけだったりします。(ナルシズムに浸り、時にはクリエイティビティを感じ、そんな型破りな自分が「イケてる」(死語)、「ロックな人生だ」と思うのです。)
せこいアートしてないで、もっと泥臭く生きてみろってんだ、こんちくしょ。
しかし、つげ氏の場合は、最早、渇望に近いレベルで全てを捨て去ってしまいたい願望があるようです。
幼少期に錯乱状態の父の死に立ち会う、フォビア(赤面)、自殺未遂、ノイローゼと何かと壮絶な人生を歩まれており、なんというか「乞食になりたい」という言葉には、ただならぬ思いが込められているのかもしれません。

その昔、職場の近くに公園があって、そこにホームレスの方々が住居を構えていたのですが、一人変わった方(当時は、単に「変わっている」と思った)がいらっしゃって、普段は魚屋として働き、暇があれば趣味でホームレスをしているというおじ様でした。
私は時折、その公園で気分転換をしていたので、周囲に住み着いている野良猫の説明を聞いたりしたものでした。
世の人々は、この様な人物を奇人変人として避けることが多いですが、普通、一切の社会的地位を自発的かつ能動的に捨てに掛かるというのは相当な度胸が要るわけで、この様な精神構造は捨て置くに惜しい個性を秘めているワケです。
「死にたい」ではなく「乞食になりたい」、「消えてしまいたい」のではなく「身を滅ぼしたい」。
苦痛を終わりにしたいのではなく、どこまでも幸せから遠ざかることで安心感を得ようとする精神状態。
といっても、当然のことながらご本人を知らないので、実際どの様な方か分かりかねるというのが本音ですが。
まぁ、単に興味をもったというだけの話。

冒頭の通り、氏の著作の後書きに、その心情が具体的に記載されているので、興味のある方は色々と漁ってみてください。

今日はキレの悪い終わり方で失礼。(笑)

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